2017年05月22日

ねちょねちょ生きるこっちゃ――オイオイの言葉

 2,3週間前の「折々のことば」で松方弘樹兄貴のテレビ役者と映画俳優についての言葉が紹介されておりました。
対して、松方弘樹兄貴の役柄の上での名ぜりふは何といっても『仁義なき戦い』の坂井鉄也の

「神輿が勝手に歩けるいうんなら歩いてみないや、おう!」

でありましょう。
「神輿」とはもちろん金子信雄が見事に演ずるせこい卑怯もんの組長・山守ですね。

 これにはどなたも異論のないところでありましょうが、先日、松方弘樹兄貴追悼ということで購入した1966年の『893愚連隊』という日活ヤクザ映画!のラストの松方兄貴のセリフもなかなかよろしおまっせ。

 これは、京都を舞台としたせこいせこい愚連隊の映画。
白タクとか無銭飲食とかのせこいシノギばかりやっていた若き松方弘樹率いる民主主義的愚連隊が、封建的ヤクザの鼻をあかして、ひと山当てるというお話し。
しかし、最後の最後で元の木阿弥に戻って、七条大橋か五条大橋の上でのセリフ。

「ねちょねちょ生きるこっちゃ」

これがなかなか味わい深くよろしいのではないかとご紹介する次第。

 それにこの映画、京都でのオール・ロケ。
1965年ごろの京都駅や四条河原町、そして懐かしい市電が写されていて、それだけでも楽しい映画です。

 また、この映画、荒木一郎がその手下のチンピラをやっているという興味からもみました
自然な関西弁で、せこいチンピラを好演していますが、この年、「空に星があるように」とか「今夜は踊ろう」がヒットするんですね。
そのうえ、この荒木一郎、マジックの本なども何冊か出している。
なんだか不思議なヨコワケ青年です。
posted by CKP at 12:10| Comment(0) | 雑想・戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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