2017年02月16日

胸の熱くなるモーツァルト――ファジル・サイのピアノソナタ全集

 さてさて、来年度の準備にぼちぼち・・・
その前に去年聴いた音盤について。

 新譜では、以前にも書いた、テオドール・クルレンツィスの『ドン・ジョヴァンニ』、そしてパトリシア・コパチンスカヤと組んだチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。

 それに、イリーナ・メジューエワワさんのモーツァルトのピアノ・ソナタ集。
ピアノという鋼鉄のバケモノに立ち向かう凛々しいロシア女性という感じの弾き方が気持ちの良い曲集でした。
サインももらったし・・・(というわけで「さん付け」です)

 と思ってたら、年末にファジル・サイのピアノソナタ全集が出ました。
以前のサイのモーツァルトは、ちょっと奇を衒った感じであまりなじめなかったのです。
で、ちょっと躊躇したのですが、いろいろと調べてみると、今回はそれほどスットンキョなことをやっているわけではなさそう。
しかし、それなりに刺激的な弾き方をしているようなのでエイッ!と購入。

 一番最初がそのトルコ行進曲付きのソナタ。
左手を強調した力強い演奏。
第三楽章のトルコ行進曲、なんだか胸が熱くなるような激しい演奏。
なぜ「トルコ行進曲」と呼ばれたのかがよく分かる演奏でした。
あのドラマ「阿修羅のごとく」のテーマ音楽のトルコ軍楽隊の音楽と通じる弾き方で、トルコ人サイの面目躍如といったところでした。

というわけで、昨年は、モーツァルトのピアノソナタのあたり年でした。

 また、クレイジーケンバンドの『香港的士』もヘビーローテンションでしたよ。
男女の愛。いけない愛。友達同士の愛。親子の愛。
いろんな愛がちょっとテレを含みながら歌われていてなかなかご機嫌なアルバムでした。

 そして、これも年末に出たルーマーという女性歌手の『This girl's in love』というバートバカラックの作品集がよかったです。
カレン・カーペンターをちょっと思い出させるような感じですが、カレンほどの凄みはない。
でも、自然な感じで、バカラック御大もお気に入りらしく、一曲参加されておられました。
このアルバム、CDで聴きましたが、レコードでも出たようで、どうしようかなぁ、と迷っています。
posted by CKP at 17:54| Comment(1) | 雑想・戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ファジル・サイのトルコ行進曲聴かせていただきました。指が何本あるかわからないような見事な演奏だ、と言われました。でも素人の考えるに、コンサートなどしようものならテンポが速くて、時間アッと言う間に過ぎてしまうのではないかと思います。楽曲はそれで良いと思いますが、お経を唱えるのに、その速さの規定というのはあるのでしょうか。「ごえんさん、今日の仏説阿弥陀経はファジル・サイでお願いします」などと言われたら、どうされますか?そんなに早く唱えたら、意味ありません、心が入っていません、なんてことになるのでしょうか。愚問、申し訳ありません。
Posted by ツジオカキヌコ at 2017年02月17日 21:31
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