2017年07月19日

腰のフラメンコ――アントニオ・カドワキ、腰がとってもベラフォンテ

 このあいだの連休は、お坊さんの勉強会で三日間みっちり一楽真先生のお話を拝聴しました。
何度かハッとさせられる充実した聴聞体験でしたが、場所はお寺の本堂。
座ってお聞きするというのは、あの暑さの中、なかなかつらい。
ときどき胡坐をかいたりして、しびれやひざの痛さをまぎらわしながら拝聴しました。
腰、痛い。

 で、火曜の朝、大学に出るときちょっとしゃがんだら、腰にメリメリと魔女の一撃。
以来、腰がとってもベラフォンテ。
つまり、いてて、いてて、という「バナナ・ボート」状態になったのでした。

 それで現在は、バンテリンの腰サポーターをしているのですが、この黒いサポーター、なんだかフラメンコダンサーの腰巻のように見えなくもない。
思わず「すきなんだけどーぉ」と「星のフラメンコ」を口ずさんでしまいました。
で、この腰サポーターをしているときは、アントニオ・カドワキと呼んでくだせぇ、というはなしでした。
ホセ・ガドワーキってのもいいですね。
「痛いんだけど〜、チャチャチャ!!!」
posted by CKP at 17:55| Comment(0) | 雑想・戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月12日

三代先は猿――佐野洋子『あれも嫌いこれも好き』より

 佐野洋子さんの『あれも嫌いこれも好き』というエッセー集の次の文章を思い出しました。

「〇子様
 私の友達が結婚する時、相手方が「釣り書き」というものをよこし、それは家系図だったそうでなかなかの家柄だったようです。私の友達は父親に「こんなものが来たよ」と見せると父親は「うちは三代先は猿だったと書いておけ」と言ったそうで、それから四十年たちますが、猿の子孫もなかなかの家柄も仲良く家族をやっているので、本当に日本は民主的国家となっています。」

 ところが洋子さん、近ごろはそうでもないようです。
野党の党首が日本のほかに別のアジアの国の国籍も持っている(残っていた)ということで、問題になっています。
おそらく問題にしているのは、ごく一部の人たちでしょうが、日本の国籍がはっきりしていれば問題ない、とその党が言いきれないのがなさけないですね。
そんなことだから、その野党はいつまでたっても信頼されないのでしょう。

「三代先は猿」、そんなおおらかさ・・・が足りません。
posted by CKP at 13:26| Comment(0) | 雑想・戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月11日

平田オリザの「読書日記」――伊東光晴『ケインズ――”新しい経済学”の誕生』

 暑い!なんも考えられない!
というわけで、今朝7月11日の毎日新聞の「読書日記」。
今週から執筆陣に加わった平田オリザ氏の記事。

「17歳の時にこの本に出合ってから、幾たび私はこの小さな新書を手に取ったことだろう」と始まる。
この新書とは、岩波新書の『ケインズ――”新しい経済学”の誕生』のこと。
概要は次の3段落にまとめられている。

「ケインズは、それまで長く信じられてきた古典的な自由経済への妄信を打破した。政府はできるだけ経済活動に関与しないという夜警国家から、福祉国家への道を開いた。
 ケインズはまた、当時、植民地債を持ち、その利息によって生き延びる既得権益の階級を「非活動階級」と捉え、その投資を国内へと振り向ける努力をした。
 このケインズの理論を支えたのは、徹底した知性主義であった。人間の知性を信頼し、合理的な政策によって社会は改良できるとケインズは信じ、また行動する。」

 そして、この本ではあまり触れられていないというケインズの芸術との関わりを平田氏は強調している。

「ケインズは、「もはやこの国は世界に冠たる大英帝国ではない」と考えた。そのイギリスで、あの小さな島の中で、旧植民地から流入してくる多様な人々を含めて、国民が誇りを持って暮らしていくためには、芸術・文化の力を使うしかないとケインズは考えたのではなかった。」

 平田氏はこのケインズをうけて、このさまざまな人々が暮らす狭い日本で、「人々をつなぐのは経済ではなく文化だろう。あるいは多様性を理解するための芸術だろう」と述べる。

 規制緩和や関税撤廃で国家の「夜警国家」化が「善」とされる現在に向けての発言として興味深く拝読したのでした。
posted by CKP at 17:51| Comment(0) | 雑想・戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

大拙忌公開講演会――7月6日は明日です

 都民ファーストといのもなんだかなー、といろいろと考えていたら、もう明日に迫った大拙忌のご案内をするのが遅くなってしまいました。

 昨年までは、主に鈴木大拙の謦咳に接した方々から、大拙の思想を語っていただく、というのが大拙忌公開講演会の趣旨でした。
しかし、没後50年を過ぎた今、それもだんだん困難になってきております。
というわけで、今年から、宗教をめぐる、あるいは命をめぐる問題を宗教学や哲学の視点で考えてゆく講演会にしていきたいと思います。
もちろん、大拙そのものを考えるということもありますが、もう少し広い問題を考えてゆきたいということです。

 というわけで、今年は、この一年間、アメリカで在外研究をされていた藤枝真先生から、とびきり新鮮でホットな話題を提供していただき共に考える場を持ちたいと思います。

大谷大学宗教学会 大拙忌記念公開講演会
 1017年7月6日(木) 16時20分より17時50分
 会場:大谷大学 慶聞館(新しい建物)2階K208教室

 講題「日米生命倫理における言説スタイルの変化」
 講師 藤枝真先生(大谷大学文学部哲学科准教授)

 ご案内が遅くなりすみませんでした。
posted by CKP at 12:08| Comment(0) | 雑想・戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする